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細胞運動の3次元的解析
DeltaVisionお客さまの声

山口大学院 医学系研究科
分子機能生物学領域

祐村 惠彦先生

細胞運動の3次元的解析

DeltaVisionを用いて、細胞性粘菌の運動に関わるアクチン繊維の分布をモニターしました。デコンボリューション技術により細胞レベルでの3次元的解析が可能になりました。

サンプル:細胞性粘菌
蛍光標識:GFP-ABD

※ABD:アクチン結合タンパク質フィラミンのアクチン結合ドメイン。アクチン繊維が可視化できます。

図1 細胞性粘菌のZセクション画像
図1 細胞性粘菌のZセクション画像。細胞内のGFP-ABD分布が確認可能です。


図2 細胞運動の3次元的解析。(左)通常の蛍光画像。(右)Deconvolution処理による3次元再構築画像。 通常の蛍光画像では,フォーカスから外れた部分は観察できないが,Deconvolution処理後3次元に再構築することで,立体的な細胞の全体像を生細胞のままタイムラプス撮影することができました。

※お客さまの使用経験に基づく記載です。

祐村先生ご所属の山口大学院 医学系研究科 分子機能生物学領域のご研究紹介:
細胞性粘菌の運動に関わる主な分子は、アクチンとミオシンという細胞骨格分子というものです。
例えば、細胞が移動運動しているとき、ミオシンは細胞の尾部に集まっています。 この部位でアクチンとミオシンがお互い働き合って尾部 を収縮させ、収縮した分だけ細胞質を前に押し出す力が発生していると考えられます。
祐村先生は、これらの細胞骨格分子がどのようにして細胞内で偏った分布になるのかについて研究しています。

山口大学院 医学系研究科 分子機能生物学領域

 

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