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二次元電気泳動のすべて タンパク質機能解明のキーテクニック

一次元目等電点電気泳動

Dedicated to the first dimension IEF - Ettan™ IPGphor™ II

Ettan™ IPGphor™ IIはIPGストリップを簡単に泳動できる一次元目専用機で、二次元目の各種泳動装置との組合せにより、独自の二次元システムを構築可能です

IPGphor™ II

  • 一次元目専用の高速等電点電気泳動装置
  • Immobiline™ DryStripの膨潤から泳動までを自動化
  • パワーサプライ、冷却機能を内蔵

Immobiline™ DryStripを用いる等電点電気泳動専用装置です。
最大8000 V出力のパワーサプライとペルティエ素子による温度コントロールシステムを内蔵し、高速で高い再現性と分離能を実現します。Immobiline™ DryStripを専用のStrip Holderにセットし、膨潤・サンプル添加・泳動を行います。また、Ettan™ IPGphor™ IIのプログラム機能により、設定した時間に通電を開始できるため、膨潤から泳動までを自動で行うことができます。7、11、13、18、24 cmのStrip Holderで、最大12本が泳動可能です。

目的に応じた長さ、pHレンジのImmobiline™ DryStripと対応した長さのStrip Holderを選択します。Immobiline™ DryStripは乾燥状態で供給され、破損や伸縮の心配がありません。保護フィルムをはがしてから膨潤を開始します。

Immobiline™ DryStrip
Immobiline™ DryStrip
Strip Holder
Strip Holder

1. サンプルを混和した膨潤液を入れます

ピペットで膨潤液をストリップホルダーに注入します。この時サンプルを膨潤液に混和しておくと、希釈したサンプルや大量のサンプルを効率良く添加できます。
参照図1

2. Strip HolderにImmobiline™ DryStripをおきます

Immobiline™ DryStripはゲル面を下にして、ゲル全体に膨潤液を広げるようにしてStrip Holder内におきます。
参照図2-1

ゲルの両端が電極に接触するようにおきます。
参照図2-2

3. カバー液を重層します

Immobiline™ DryStrip全体にDryStrip Cover Fluid(保護オイル)を重層して、乾燥とureaの析出を防ぎます。
参照図3

4. カバーをします

カバーをした状態で膨潤します。カバーは透明なので、膨潤と泳動状態を目視で確認できます。
参照図4

5. サンプルを添加します(1.で添加していない場合)

サンプルを膨潤液に混和していない場合は、膨潤後、カバーを外してサンプルアプリケーションウェルにサンプルを添加します。
参照図5

6. 泳動を開始します

Strip HolderをEttan™ IPGphor™のプラットフォームにのせます。
安全リッドを閉め、温度・膨潤時間・電圧を設定し、「START」ボタンを押します。また、ディレイスタートモードを使用すると膨潤終了後、自動的に泳動を開始します。
参照図6-1 参照図6-2

Cup Loading Strip Holder

すべての長さのImmobiline™ DryStripに対応できるIPGphor™専用ストリップホルダーです。可動式サンプルカップにより、サンプルの添加位置を自由に設定できるため、目的タンパク質を安定なpHに添加可能です。サンプル添加前に専用のImmobiline™ DryStrip Reswelling Trayでゲルの膨潤を行います。Cup Loading Strip Holderのみを使用した場合、Ettan™ IPGphor™で最大9本の泳動が可能です。
IPGphor™専用ストリップホルダー

Tray&Strip Holder
Immobiline™ DryStrip Reswelling Tray(上)、Cup Loading Strip Holder(下)とカバー(中央)

サンプル添加
Cup Loading Strip Holderへのサンプル添加


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