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Location:Home実験手法別製品・技術情報二次元電気泳動

二次元電気泳動のすべて タンパク質機能解明のキーテクニック

一次元目等電点電気泳動試薬

DeStreak Rehydration Solution

Immobiline™ DryStrip

  • 二次元電気泳動ゲルの塩基性領域の分離を改善
  • 非特異的酸化の防止により、ストリーキング(横すじ)、偽スポットを軽減
  • DeStreak Rehydration Solutionはプレミックスタイプの膨潤液で、IPG Bufferを加えるだけで即使用可能
  • 質量分析計での解析にも影響を与えることなく使用可能

DeStreak Rehydration Solutionは二次元電気泳動の結果解析時に問題となる塩基性 領域に発生する横すじ(streaking ; ストリーキング)を減少させることができる、一次元目等電点電気泳動用の固定化pH勾配ゲルImmobiline™ DryStrip専用の膨潤液です。一般的にDTTなどの還元剤を含む膨潤液を用いた際に、二次元電気泳動ゲルのpH 7以上の領域でタンパク質の非特異的な酸化が生じ、ストリーキングや再現性のない目的外のスポットが発生する現象がみられる場合があります。DeStreak Rehydration Solutionでは、従来の還元剤に代わりチオール基(SH)の保護試薬を用いることにより、非特異的なタンパク質の酸化を防ぎ、クリアで再現性の高い泳動像を得ることができます。

Immobiline™ DryStrip & IPG Buffer

Immobiline™ DryStrip

Immobiline™ DryStrip

ストリップ状の一次元目等電点電気泳動用のプレキャストゲルです。ストリップ形状は二次元目ゲルヘの展開が容易で、再現性の高い結果 が得られます。乾燥ゲルのため、サンプルの可溶化条件で膨潤することができます。ニ次元目を展開するゲルの種類に応じて5種類のゲル長(7 cm、11 cm、13 cm、18 cm、24 cm)を取りそろえています。さらに3タイプのpHレンジ(narrow、medium、wide)でpH3~11まで幅広くカバーしており、目的に応じて最適なストリップを選択することができます。Immobiline™ DryStripは乾燥状態で供給されるため、対応するIPG Bufferを含む膨潤液で膨潤を行ってください。

Narrow Range Immobiline™ DryStrip

Immobiline™ DryStripのnarrow pHレンジは1 pHユニットを18 cmまたは24 cmの長さで分離が可能です。wide pHレンジ(7 pHユニット)、medium pHレンジ(3~5 pHユニット)を組み合わせることで、特定のpH範囲にフォーカスしたアプローチが可能です。スポット間距離が拡がるため、添加するタンパク質量を増加でき、含量の少ないタンパク質の検出が実現します。

pH range
sample
loaded

3-10
40 μg

4-7
80 μg
5.0-6.0
120 μg
泳動結果比較

wide / medium / narrow pHレンジでの泳動結果比較
narrow pHレンジ(pH 5.0-6.0)を使用すると、wide pHレンジ(pH 3-10)に比べ、多くのスポットが得られていることがわかります。

IPG Buffer

IPG Buffer
Immobiline™ DryStrip泳動用の両性担体溶液です。各pHレンジのImmobiline™ DryStripに合わせ、最良の分離と低バックグラウンド染色を得られるように至適化されています。

Immobiline™ DryStrip & IPG Buffer選択ガイド
Immobiline™ DryStrip&IPG Buffer選択ガイド


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