ソリューション14

High throughput downstream
processingを
実現する新規の
クロマトグラフィーテクノロジーセルロースファイバークロマトグラフィー
Fibro technology

Cytivaはお客さまの頼れるパートナーとして、お客さまとともにさまざまな課題に向き合い解決策を見出すために、常に挑戦を続けています。
新しいソリューションの開発と市場への導入もその1つです。Fibro technologyは今注目の次世代のテクノロジーです。
プロセス開発や目的のクローンの探索では、多くの場合、多数のサンプルをスクリーニングしなければなりません。分析には精製されたタンパク質が必要で、その精製のために長い時間が費やされます。
Fibro technologyは、精製プロセスがたった数分で完了するので、従来のクロマトグラフィーと比較してスループットを大幅に向上することが期待できます。

What is Fibro chromatography?

電界紡糸(エレクトロスピニング)セルロースをベースとした Fibroクロマトグラフィーは、表面積が大きく高い結合能を実現します。このマトリックスは機械的強度の高い貫通孔構造を有するため、高流量のクロマトグラフィーが可能です。レジデンスタイムは、レジンベースのクロマトグラフィーでは分単位ですが、Fibroでは秒単位で運用することができます。

図1. クロマトグラフィーレジンの粒子内への拡散を介した結合(左)とFibroマトリックスの対流による物質移動(右)

図2. Fibroマトリックスにおける速やかな物質移動は、極めて短いレジデンスタイムでの高い結合能を実現します。

Fibroマトリックスが有するマクロ細孔および広い表面積は、秒単位のレジデンスタイムでの非常に迅速な精製を可能とし、レジンベースのクロマトグラフィーのような分単位のレジデンスタイムを必要としません(図2)。すなわち、レジンベースのクロマトグラフィーと比べて、最大で20倍も迅速なmAb精製が可能です。平衡化、サンプル添加、洗浄、溶出、CIP、そして再平衡化からなる完全なmAb精製サイクルを、時間単位ではなく分単位のうちに実施することができます。

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