シングルユース技術の導入について、メルク、サノフィ―パスツールの方がまとめたレポートをおとどけします。
【こんな方にお勧めです】
- シングルユース技術の導入を考えている方
- 一部シングルユース技術を取り入れているが、今後プロセス全体での導入を考えている方
- シングルユース技術を商用生産に応用したいと考えている方
【シングルユーステクノロジーを用いた革命】
Jeffrey Johnson (New Technology Lead and Director, MERCK & CO.)
【内容】
メルクは、フレキシビリティーやスピードの重要性を理解していながらも、6年前まで、自社でのシングルユース設備について十分検討していませんでした。これでは良くないと、メルクの中でシングルユースネットワーク(SUN)を立ち上げ、シングルユースとステンレススチール設備の正味製造コストの比較、さらにパーフュージョン培養や連続精製を加味した場合のコストについてまとめました。
また、シングルユーステクノロジーを推進するため、BPOGに加盟し、メルクとしてどのような活動をしているのかも記しています。
【シングルユーステクノロジーの標準化】
Bruno Tricoire (Program Director, SANOFI PASTEUR)
【内容】
シングルユーステクノロジーが出てきてから、すでに10-15年経とうとしていますが、商用生産に用いられるためには、シングルユースのサプライチェーンの信頼性を第一に確保しなければいけません。製品そのものの品質だけでなく、コンポーネントの標準化やアッセンブリ―デザインの標準化についてまとめています。