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ÄKTA™取扱説明会をバーチャル体験してみよう!

ようこそ


ÄKTA™avant、ÄKTA™pure取扱説明会コース

1時間目 クロマトグラフィー基礎講義

1日目の午前中は、ÄKTA™を使うためのウォーミングアップです。
ゲルろ過、イオン交換、アフィニティークロマトグラフィーなどの代表的なタンパク質精製手法について、原理の解説アニメやよくあるトラブル例とその解決法をご覧いただきます。
日ごろクロマトグラフィーを行っている方でも、カラムの中でどんなことが起きているのか具体的にイメージできると、うまくいかない時の対処を素早く思いつけるようになるので、復習におすすめです。

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2時間目 ÄKTA™の基本操作方法をマスター

講義室からラボへ移動して、まずはÄKTA™の各部紹介をいたします。"ポンプはここ、カラムを接続するのはこのバルブ、UVモニターを通って…"と、液の流れる順をたどりつつ道案内をいたします。

「へえ~、こうなっていたのか!」
「このパーツにはこんな役割があるんですね」

何か意外な発見があるかもしれません。このご紹介を経て、徐々にÄKTA™に慣れていっていただきます。
次はいよいよ、手を動かしての装置準備です!

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3時間目 実験の準備作業

ÄKTA™を使うときに、毎回絶対にやっていただきたいことが、いくつかあります。ポンプの中のエアーを取り除き、ポンプに"引き水"してやるパージ作業、ポンプの自己メンテナンス機構であるリンス液のチェック、システム全体へバッファーを行き渡らせる作業などなど・・・

この辺りの基本作業は、確実に行わないと、実験結果がおかしな事になってしまうケースもあります。例えばパージしなかったら・・・ポンプは指定した流速での送液を正しく行えず、グラジエント溶出がガタガタになってしまったり、メソッドが終わってもタンパク質ピークが出てこなかったり・・・という、とても困った現象にもつながりえるのです。

研究室でÄKTA™の使用者が変わることはたびたびあると思いますが、そのたびに、このあたりの基本操作を正しく引き継いでいただくことは難しいかもしれません。その証拠に、実は最もお問合せが多い作業なのです。ということで、ここでは特に念入りに、参加者全員にしっかりマスターしていただきます。

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操作中の写真(Drop to Dropコネクション)
Drop to Dropコネクション

4時間目 カラムの接続と平衡化

カラムの接続の仕方も、よくいただくお問合せ項目のひとつです。カラムに空気をいれないためにはどうしたらよいか・・・キーワードは"Drop to Drop"コネクションです。

接続部に液をためて、液と液を触れ合わせるように接続するのですが・・・文字で書いてあってもイメージしづらいですね。 ここでは、RESOURCE™ Sカラムを使用して、このDrop to Dropコネクション、さらにカラムの安全な平衡化方法を体得していただきます。

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操作中の写真(メソッドの作成)
メソッドの作成

5時間目 メソッドの作成

ÄKTA™用のソフトウェアUNICORN™では、メソッドをなるべく楽に組んでいただけるよう、工夫が随所に組み込んであります。一方、実にさまざまなメソッドを作成することができるよう、いろいろな入力項目・選択項目も存在します。

ここでは、イオン交換クロマトグラフィー用の代表的なメソッド作成を行い、その過程で選択肢の意味やオプション項目についてじっくり解説します。

イオン交換でのメソッド作成は、他の手法のメソッドにもっとも応用しやすい構成になっています。

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6時間目 メソッドの実行

カラムが準備でき、メソッドも組めましたので、実際にサンプルを分離してみましょう!メソッド実行前に欠かせない作業である、サンプルループの取り付け・洗浄、フラクションコレクターへの試験管のセットなどを順に行いながら、必須手順を覚えていただきます。

また、メソッド実行中にUNICORN™からのどんな操作が可能かも併せてご説明します。

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7時間目 結果の見方

実行したイオン交換の結果ファイルを開き、画面の見方をご説明します。

結果ファイルから、見たい情報だけをすっきり表示させる方法、発表資料などへのデータの持ち出し方法をはじめ、クロマトグラムから情報を引き出すためのピークのIntegration(ピーク面積計算、ピーク高やピーク幅の計算)がほぼワンクリックでできることなどをご説明いたします。

「XXができますか?」というご質問も、もちろん大歓迎です。

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操作中の写真(オンラインフィルタのメンテナンス)
オンラインフィルタのメンテナンス
リンス液の交換
リンス液の交換

8時間目 実験の後片付け・メンテナンス

実験の準備と同様、とても重要なのがこの後片付けとメンテナンスです。

実験が終わったら、どのような状態にすればシステムを良い状態に保てるか、または、常に気をつけてみていただきたいメンテナンス項目3つ(圧力メンテナンス、リンス液交換、システム保存)について、しっかり体得していただきます。

これをご自身のシステムで常に実行していただければ、ÄKTA™の流路を常に良い状態に保つことができます。

これで実習は終わりです。お疲れ様でした!

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9時間目 まとめ

講義室にもどり、最後に1日を通した質疑応答のためのお時間を持ちます。

何かもう一度確認したいこと、新たに気になってきたことがあれば、何でも講師までご質問ください。


いかがでしたか?まる一日かけてじっくりÄKTA™を知っていただき、お帰りになったら一人でもÄKTA™を使えるようなメニューになっています。そのために、1日を通して講師はÄKTA™の操作を何もいたしません。すべて、参加者の皆様に行っていただくことによって、"見て覚える"ではなく"手を動かして覚える"ことをモットーにしています。

1台の装置につき2~4名のグループに分かれての実習ですので、途中でのご質問も大歓迎!はじめてÄKTA™をお使いになるかたにピッタリのコースです。

ご参加お待ちしております

 

ÄKTA™取扱説明のスケジュール

今後の開催スケジュールにつきましてはこちらの「ユーザートレーニング」ページに掲載されています。

 

ÄKTA™取扱説明お申込み

ÄKTA™取扱説明のお申込みは下記より承っております。

お申込み

※より応用的な使用方法をしっかり習得するÄKTA™ユーザートレーニングおよびラボスケールカラムパッキングトレーニングコースも同月に開催しておりますので、あわせてご覧ください。

 

 

 


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