Cytiva

検索のヘルプ

Location:HomeHot Newsトレーニング/セミナー/シンポジウム情報

Life Sciences Day 2014 ポスター賞受賞者インタビュー②(2/2)
ポスターへご質問いただいた方々とのネットワークが生まれつつあります。

株式会社医学生物学研究所 研究開発本部 エピゲノムプロジェクト

庄司 徹 様

庄司 徹 様

IN Cell Analyzerはどのようなところで役に立っていますか

手作業でアナライトを選び、コンストラクションをして、それをハイスループットスクリーニングにのせる前段階として、スクリーニングの系に耐えうるものできたかどうかの最終確認をIN Cell Analyzerで行っています。私自身Fluoppiの研究を始めたばかりなので、今はまだ最終確認へたどりつくものが少なく、フル活用できてはいませんが、今後は頻繁に使うことになると思います。

タンパク質相互作用という観点でBiacore™のユーザーとのディスカッションはありましたか

もともとFluoppiはセルベースでPPIを検出するための系として開発してきたものです。In vitro とセルベースの違いについてBiacore™ユーザーとも議論をしました。Fluoppiでスクリーニングをして、Biacore™ などでaffinity等の物理化学的なデータを取得するといったフロー。あるいはin vitroで取得した化合物が細胞内で活性を持つかを確認するといったフローが考えられます。Biacore™による物理化学的評価と、IN Cell Analyzer-Fluoppiによる生理学機能評価との併用で、薬剤スクリーニングがより効率的になる可能性があります。個人的にも興味深く、製薬企業を中心としたBiacore™ユーザーと熱いディスカッションができました。

研究でご苦労されていることをお聞かせください

会場にて、蛍光色の数を増やしてはどうかというご要望をいただきました。現在はAGの他にMonti Redという赤色蛍光タンパク質も使用できますが、今後、色が増えると便利だとおもいますので、ぜひ開発したいと思います。しかし、様々な課題を数少ない開発者でこなすので、その点に苦労しています。近道は見つかっていないので、いろいろと案を出しながら取り組んでいます。

Fluoppi技術の将来展望をお聞かせください

短期的には相互作用検出例を増やして、アカデミア・企業の皆様のスクリーニング系にご利用いただくことが1番の目標です。その後、Fluoppiの系を使って次々と阻害剤を生み出し、PPI検出の標準手法として昇華させ、さらには効率的な創薬スクリーニングの一助となることが最終的な目標です。たくさんのユーザーにご利用いただき、創薬技術の発展に寄与できればと考えています。

 

庄司様、ありがとうございました。

p1  p2

株式会社医学生物学研究所の研究用試薬機関誌「MBL RUO TOPICS vol.18」へLife Sciences Day2014 ポスター賞受賞について取り上げていただきました。

研究用試薬機関誌へ掲載されました!

 

Life Sciences Day ポータルサイトへ


お問合せフォーム

※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。