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Life Sciences Day 2014 ポスター賞受賞者インタビュー①(1/3)
気軽に質問できて、講演のレベルは高い。思いもよらないアイディアや未着目の視点が得られます。

藤森 康希 様

藤森 康希 様

慶應義塾大学 医学部 生理学教室(岡野研究室)

Life Sciences Day 2014のポスター賞の受賞者で、弊社のIN Cell Analyzer 6000のユーザーでもある藤森様は、iPS細胞樹立・神経分化誘導・病態解析についてのご研究をされていらっしゃいます。さまざまなユーザーが一堂に会するイベントでポスター発表をされたことが、今後の研究活動への刺激になったそうです。詳しくお話を伺うとともに、ご自身の研究の将来展望についてもお話いただきました。


ポスター賞を受賞された時のご感想をお聞かせください

受賞の連絡をいただいた時には、まさか受賞しているとは思っていなかったので、本当に驚きました。周りの先生方に受賞の報告をした時にもみなさん喜んでくださいました。先生方のご協力があって賞をいただくことができたと思いますので、大変感謝しています。また、研究テーマがiPSを用いた研究で疾患解析というキャッチーな内容であったので、たくさんの方に発表をお聞きいただけたのも賞をいただくことのできた理由の一つと考えています。

賞をいただけたということに関しては、私自身が無理を言って博士課程に進学させてもらった経緯もありますので、少しだけ親孝行できたかなと思いました。

ご発表の時の様子で印象に残っていることをお聞かせください

参加者の方々がすごく親身になって説明を聞いてくださるな、と感じました。iPS細胞を用いた研究をされている方、重鎮の先生方、製薬会社の研究員の方など何人もの方とお話させていただき大いに勉強になりました。結局、人が全く途切れることがなく、気が付けば2時間半近くポスターの前で議論をしていました。名刺交換もたくさんの方とさせていただいて、後日、追加のご質問をいただいて、やり取りをはじめた方もいます。神経変性疾患をはじめとした難病に苦しまれている患者様の為にも、システムの構築をし、研究成果を早く出していかなくてはいけないと気持ちが引き締まりました。

Life Sciences Day 2014当日のご感想をお聞かせください

シンポジウムを担当された先生方だけでなく、全体的な研究内容のレベルがすごく高かったです。同じiPSを用いた研究という事で、熊本大学の江良先生の発表が印象に残っています。また、大阪大学、紀ノ岡先生の細胞製造システムに関するご講演も面白く、ご講演の中の装置がそれぞれの基幹ラボに設置されるようになれば、非常に効率的になり、研究の発展が格段に早くなると感じました。そのような中でも、肩ひじを張らずにアットホームな雰囲気で質問もしやすかったです。その為、ポスター発表も緊張せずに発表することができました。参加者同士の距離が近くて、とても有意義な1日でした。

装置を介して参加者が集まる為、いろいろな分野の方が参加されており、専門分野に特化した学会とは少し趣向が異なっています。ゆえに、忌憚のない質問や意見が出るというところにLife Sciences Dayのメリットがあります。

気軽に質問ができて、しかし、発表のレベルは高い。その為、いままで思いもよらなかったアイディアや着目していなかった視点が得られる可能性があります。また、研究者同士の交流を深める場にもなり、共同研究を始めるきっかけにもなると思います。
ポスター発表の発表者であった私自身の気も引き締まり、Life Sciences Day 2014へ参加したことにより、とても良い機会を与えていただいたと感じています。

» 多検体疾患iPS細胞を用いた孤発性パーキンソン病・ALS病態解析基盤の構築

 

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