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Life Sciences Day 2014 ポスター賞受賞者インタビュー①(2/3)
気軽に質問できて、講演のレベルは高い。思いもよらないアイディアや未着目の視点が得られます。

慶應義塾大学 医学部 生理学教室(岡野研究室)

藤森 康希 様

藤森 康希 様

ポスターの内容をお聞かせください

簡潔にいえば、iPS細胞樹立・神経分化誘導・病態解析を簡略化し、一連の流れを迅速化することにより、100症例規模の疾患iPS病態解析基盤を構築するというものです。そして、この基盤をもとに特定の遺伝子変異と疾患発症が1対1に対応した「いわゆる遺伝性疾患」以外の疾患(孤発性疾患や一般的な疾患)の病態解析を、iPSを用いて実現化するのが最終的なゴールです。

今回のポスター発表では、論文未発表の為、細かなデータは割愛したのですが、IN Cell Analyzerを用いたiPS細胞樹立効率・神経分化誘導効率を促進させる小分子のスクリーニングや遺伝性ALS・Parkinson病患者由来iPS細胞を用いた表現型解析に関して発表させていただきました。

ポスターをお聞きになった方の反応はいかがでしたか

iPSを研究されている方から、たくさんの質問をいただきました。例えば、疾患iPS細胞において病態をどの時期に判定するか、治療薬候補となる化合物をいつ入れるべきかという質問は多かったです。他にも、バラツキの少ないデータを出す方法、クリアカットに病態を拾う方法、健常者群と患者群の差異の拾い方、どのような評価項目を使えばベストなのか、評価項目をどのようなアプローチで評価するのか、といった、かなり具体的なご質問が多かったです。IN Cell Analyzerではオブジェクトやインテンシティーなど、いろいろなスレッシュホールドで切っていくことができる為、実際にどういう解析プロトコルを使っているかというお話をさせていただきました。また、細胞の面積で評価するのか、インテンシティーで評価するのか、どちらがより病態を反映しているのか、という議論もありました。

» IN Cell Analyzerの活用

 

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