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Life Sciences Day ポスター賞受賞者インタビュー③(2/3)
手法の確立という早いタイミングで発表できたのは貴重な体験になりました

稲森 雅和様

大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻
生物工学コース生物プロセスシステム工学研究室(紀ノ岡研究室)

稲森 雅和 様

IN Cell Analyzer 2000の使用において、どのような点で苦労されましたか。

複数の視野を一気に撮影していく装置を扱うのははじめてでした。原理は顕微鏡とそんなに変わらないと思っていましたが、今まで使っていた顕微鏡とは勝手が違いました。複数枚を撮っていくと、その後どうやってつなげるかが問題です。カメラの特性でつなぎ目部分などに出てくる明るさのムラに影響を受けずにどのように解析をしていくかなどの点で工夫が必要でした。あとは、ファイルサイズが格段に大きくなったことです。IN Cell Analyzer 2000を使うまでは、研究室の各メンバーにつき1つずつハードディスクドライブ(HDD)があれば足りていましたが、今では2~3個持っています(笑)。

※ 稲森様のプロジェクトでは、プレート全面の画像を迅速に取得する目的でIN Cell Analyzer 2000を使用されています。画像取得後の画像スティッチングや明るさの補正は別のソフトウェアで、また数値解析は神奈川工科大学 武尾・高取研究室で作成されたプログラムを使用されています。なお、IN Cell Analyzerシリーズにも画像取得後の画像処理、数値解析機能が存在します。

ご研究に関して将来の展望・希望をお聞かせください。お聞かせください。

将来的には解析の規模や精度を向上することで、RPE細胞の品質評価システムへの応用を目指しています。品質評価のうえでは主観が入らないことが重要です。全部の細胞を見てしまえば、主観の入りようがありませんし、細胞の品質を担保することにもなります。いくつかソフトウェアを使ってみたいといわれている方もいて、協力していけたらと考えています。

稲森様、ありがとうございました。

稲森様が所属されている紀ノ岡研究室のHPです。ぜひご覧ください。
≫大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 生物工学コース生物プロセスシステム工学研究室(紀ノ岡研究室)

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