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Life Sciences Day ポスター賞受賞者インタビュー③(1/3)
手法の確立という早いタイミングで発表できたのは貴重な体験になりました

稲森 雅和様

稲森 雅和 様

大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻
生物工学コース生物プロセスシステム工学研究室(紀ノ岡研究室)

ご略歴(2014年3月現在)
2010年 九州大学大学院 工学府 物質プロセス工学専攻 博士後期課程 修了
2010年~ 大阪大学大阪大学大学院工学研究科 特任研究員

Life Sciences Day 2013のポスター賞の受賞者で、弊社IN Cell Analyzer 2000のユーザーでもある稲森様は、細胞・組織製品の製造にかかわる技術構築やドラッグスクリーニングシステムの構築、細胞・組織を活かした技術構築に携わってらっしゃいます。工学的な要素が強いため学会では幅広い方に興味を持っていただくのは難しいようです。しかし、ユーザーが会する場でのポスター発表は少し状況が異なるようです。詳しく様子をお伺いするとともにタイトジャンクションを指標とした網膜色素上皮細胞の成熟度評価に関するご研究についてもお話を伺いました。


ポスター賞の受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。いただけると思っていなかったのでびっくりしたというのが正直なところです。そういえばエントリーしていたなと(笑)。

ポスター発表の感想、および発表時に特に印象に残った議論などがあればお聞かせください。

今回、まず何より研究内容の発表ができてよかったです。このプロジェクト*1がはじまって3、4年が経ちます。ちょうどアウトプットが出てきて色々な形で報告をしているところでした。学会などでは通常、研究分野が違うとあまり興味を持ってもらえないのですが、IN Cell Analyzerユーザー同士ですと解析方法が気になるようで、発表内容に関心を持っていただきました。実際に、ポスター発表の時間ぎりぎりまで参加者の方々とお話しが終わらないぐらい、有意義な発表となりました。学会の場だと、発表内容に学問的な解釈や意義が要求されますが、今回は気軽に発表できました。手法の確立という早いタイミングで発表できる場はなかなかないので、貴重な体験になりました。

ポスターでは解析のプロセスを大きく紹介していたのですが、「どういう前処理をしたらこんなに綺麗な認識ができるのか」と聞かれたのが印象的でした。画像解析専門の方でしたらすぐに理解いただける内容でしたが、生物をご専門に研究されている方にはまだ馴染みがないようでした。数値化するための前処理*2は手間がかかることもあり、まだあまり知られていないようでしたので、少しはお役に立てたのかなと感じました。

*1 JST研究成果展開事業「戦略的イノベーショ戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベ)
*2 ノイズの除去や明るさを平坦化するといった処理

» ポスターの内容をご説明いただけますか?

 

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