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Life Sciences Day ポスター賞受賞者インタビュー②(1/2)
ポスター発表をきっかけに、ほかのユーザーと情報交換できるようになりました

楠﨑 佑子様

楠﨑 佑子様

アステラス製薬株式会社
創薬推進研究所 創薬分析研究室

ご略歴(2014年1月現在)
2006年 岡山理科大学 理学研究科 材質理学専攻 博士課程 修了
2006年~2011年 Johns Hopkins大学 生物学部 Prof. Ernesto Freire 研究室 博士研究員
2011年~現在 アステラス製薬 研究本部 研究員

【執筆論文情報】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cpb/62/1/62_c13-00710/_article

Life Sciences Day 2013の受賞者で、iTC200のユーザーでもある楠﨑様に、ユーザーの集いならではのポスター発表のメリットや他の参加者との交流の様子についてお話をいただきました。


ポスター賞の受賞おめでとうございます。受賞の感想、ポスターの内容をお聞かせください

ありがとうございます。
今回「iTC200: Analyzable data を得るために」と題して、通常の学会や論文では発表しない、普段は「表に出ない情報」をiTCユーザー向けに紹介しました。自分がiTCを使い始めたころに一番知りたいと思っていた情報、特に失敗データの見分け方や失敗ごとにどう克服すればよいかという内容を紹介することで、使いはじめた方が問題にぶつかったときのtipsになればと思いました。ユーザーとして、やっぱり気になるところは「表に出ない情報」ですよね?

発表時間中、ずっとポスターの周辺に人が絶えなかったので、実際に参加者の皆さんに興味を持っていただけたのだと実感しました。

イベント当日特に印象に残っていることは何ですか?

去年(注:BIA Symposium2012)から比べるとiTCユーザーは増えていると感じました。iTC測定をしたことがない方は、測定に必要なサンプル量を非常に気にされていました。また、iTCでできることや課題を具体的にお話ししたことで、「勉強になりました」というコメントをいただきました。

iTC測定をされている方、とくに製薬メーカーの方からは「創薬に使うためにはどうすればいいか?」という質問を多くいただきました。一方で、前回のイベントでお会いしたAuto-iTC200ユーザーの企業研究員の方から、測定時に必要なソフトウェアの設定方法に関する貴重な情報を教えていただきました。自分でも勉強していますが、全てを網羅することは難しいのでとても参考になりました。この研究員の方とは前回のポスター発表をきっかけにメールのやりとりをしています。このように、ポスター発表がきっかけで繋がりができ、情報交換できるようになったので、発表してよかったと思っています。また、議論を通して悩むところは皆同じということを再認識しました。

さらに、アカデミア、企業の両方の方から「膜タンパク質を測定できるのか?」という質問を多くいただきました。向かっている先はどこも一緒なのですね。

» 膜タンパク質測定のご経験について

 

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