Life Sciences Day ポスター賞受賞者インタビュー(1/3)
結果だけでなく機器の使用方法や実験の過程についての熱い議論ができました
佐藤 隆太 様
国立がん研究センター東病院 臨床開発センター
新薬開発分野 松村研究室
ご略歴(2014年1月現在)
2009年 横浜国立大学 教育人間科学部 理科教育専攻 卒業
2012年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 修士課程 修了
2012年~現在まで 同博士課程 在籍
2012年~現在まで 国立がん研究センター東病院 新薬開発分野 非常勤職員
Life Sciences Day 2013のポスター賞の受賞者で、弊社Biacore™のユーザーでもある佐藤様に、多くのユーザーが会する場でのポスター発表をいかに研究に活用いただいているかをインタビューしました。さらに、がんの診断薬、製剤にscFv(一本鎖Fvフラグメント)を活用するためのご研究について詳しくお話を伺いました。
ポスター賞の受賞おめでとうございます。
受賞を知らされたときにはびっくりしましたが、とても嬉しかったです。前回もポスター発表に参加しており、白熱した議論ができたので今回も参加したのですが、参加した甲斐がありました。良いデータが出たら次も参加したいです。
Life Sciences Dayのポスター賞は参加者全員による選出なので、通常の学会とは違って生の声を反映できて良いと思います。
ポスター発表時はいかかでしたでしょうか。
来場者との議論が白熱したこともあり、時間があっという間に過ぎた印象があります。学会とは違い、同じ機器を使用してどのように測定したかが焦点なので、機器の使い方や実験の過程についての議論がしやすいです。特に参加された学生の方々とはフランクに話すことができました。
研究対象であるscFvのトップランナーの先生方との情報交換もできました。特に、東北大の浅野先生*はscFvの応用を考えておられるので、scFvの不安定性について議論させていただきました。その中で次の研究に対する課題も考えることができました。また、久々に再会した先生方に、研究の進捗報告もできました。
来年も良いデータが出たらポスター発表に参加したいと考えております。
» がんをターゲットにしたデリバリーツールとしてscFvを利用