Cytiva

検索のヘルプ

Location:Home実験手法別製品・技術情報2D DIGE(蛍光標識二次元発現差異解析)

DIGE道場看板

DIGE 道場 第3回
できるプロのタンパク質抽出術

第3回 もくじ

  1. はじめに ~とってもDIGE(大事)なタンパク質抽出~
  2. タンパク質可溶化液について 
  3. 培養細胞からのタンパク質抽出法
  4. 組織からのタンパク質抽出法
  5. おわりに

Dr. 近藤のコラム
→第3回 「生涯道場編」 ~戦うプロテオーム研究~

レーザーマイクロダイセクション法 プロトコール
2. 確認のための凍結切片の染色(HE染色)

一枚目は普通のグラススライドに切片を貼り付け、これから使用しようとする腫瘍組織に目的の細胞がきちんと含まれていることを確認する。2D-DIGE法に用いるサンプル調製時(後述)にはエオジンを使用しないので、時として診断が難しいことがあるためである。このステップですることはごく普通のHE染色であり、特に工夫はない。

確認のための凍結切片の染色(HE染色)

  1. エタノール:ホルマリン = 1:1溶液、15秒
  2. 水洗、5秒
  3. Meyer Hematoxylin(1倍)、50℃、1分
  4. PBS、5分
  5. 水洗、一瞬
  6. 0.5% エオジン
  7. 100% エタノール1、2回出し入れする
  8. 100% エタノール2、2回出し入れする
  9. 100% エタノール3、2回出し入れする
  10. キシレン、2回出し入れする
  11. 室温で風乾、5分くらい
  12. マリノールを標本上に数滴たらしてカバーグラスで覆う
  13. 室温で5分くらい乾燥させる

図5

図5 染色用のセット一式

発色を短時間でよくするためにヘマトキシリン溶液を温めている。

レーザーマイクロダイセクション法による試料調製 詳細プロトコール

  1. 凍結切片の作製
  2. 確認のための凍結切片の染色(HE染色)
  3. 2D-DIGE法サンプル調製用の凍結切片の染色
  4. レーザーマイクロダイセクション

次へ 2D-DIGE法サンプル調製用の凍結切片の染色

このページのトップに戻る

DIGE道場トップページへ


お問合せフォーム

※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。