●pHを簡単に判定
●日常的に行われる幅広い範囲のpH試験に
●低コスト
●持ち運びでき野外使用に便利
pH試験紙はpHの測定を簡単かつ迅速に行えるので、工場や研究室で幅広く使用されています。
高品質で、使いやすいpH試験紙や判定用試験紙をとりそろえてご用意しております。
pH試験紙
ストリップ型CF
4種類の指示薬を含浸させた試験紙を、プラスチック製のサポートストリップに圧着してあります。指示薬の変色結果の組合せにより、pH値が明瞭かつ正確に、一目で判別できます。指示薬はろ紙に化学的に結合させてありますので、サンプル溶液中に溶出して結果に影響を与えるようなことはありません。
ストリップ型CS
試験紙上に指示薬を含浸させてあります。試験紙自体に8色あるいはそれ以上の色からなるカラーチャートがプリントしてあり、それぞれの色部分には対応するpH値が記入されています。サンプル溶液にストリップを浸して変色させ、カラーチャートの色と直接比較すればpH値が簡単に読みとれます。溶液の色が試験結果に与える影響が相殺できるので、色のついたサンプル溶液に適しています。
リール型TC
3種類の指示薬をストリップに含浸させてあります。指示薬の変色の組合せをケースに印刷したカラーチャートと比較してpH値を判断します。正確で迅速な判定ができます。
リール型SR
測定領域pH1~14の製品と狭領域の製品をそろえております。幅広く使用されています。
ブックレット型pH試験紙
ブックレット型の製品で特に教育現場や工場での使用に適しています。学校でご使用になる場合、生徒1人あたりに与える試験紙の量を場合によって調節できるので経済的です。
pH試験紙測定において
緩衝溶液:溶液に酸またはアルカリを加えた場合に起こるpH値の変化を最小にする作用を緩衝作用といい、この作用がある溶液を指します。
pH測定の誤差
1. 弱緩衝溶液の測定
試験紙はろ紙に指示薬を含浸させたもので、指示薬自体、酸またはアルカリ性です。緩衝作用のない溶液、弱緩衝溶液に試験紙をつけると、指示薬が溶け出し溶液のpHが変わり測定結果に誤差を生じる可能性があります。
弱緩衝溶液の測定にはpHメーターをおすすめします。
弱緩衝溶液例:中性付近の酸、アルカリ溶液。強酸、強アルカリの希薄溶液。加水分解された可能性がある溶液。蒸留水、水道水、雨水、ボイラー水など。
尚、ワットマンpH試験紙CFタイプを使用する場合、溶液に試験紙をつけた後、多少色の変化に時間がかかります。
2. アルコール誤差
アルコールなどの有機溶媒を含んだ溶液はpH測定値に誤差を与えることがあります。
酸・アルカリ判定用試験紙
リトマスブルー/リトマスレッド(Litmus Blue and Litmus Red)
酸・アルカリの判定を容易に行える試験紙です。
リトマスレッド:酸性・中性では変化しません。アルカリ性(目安pH8以上)で青色に変色します。
リトマスブルー:中性・アルカリ性では変化しません。酸性(目安pH5以下)で赤色に変色します。
特に学校での使用におすすめします。
コンゴレッド(Congo Red)
pH3~5で青から赤に変化します。強酸・弱アルカリ反応における中和点測定用です。
フェノールフタレイン(Phenolpthalein)
白色の試験紙でpH8.3でピンク、pH10で赤に変化します。弱酸・強アルカリ反応における中和点測定用に便利です。
特殊試験紙
酢酸鉛試験紙(Lead Acetate Test Paper)
硫化水素検出用試験紙です。蒸留水でぬらして使用し、大気中やガス中のH2Sを5 ppmから検出します。試験紙をあらかじめH2Sで黒く変色させておけば、4 ppm以上の過酸化水素の検出も可能です。
ヨウ化カリウム試験紙(Potassium Lodide Test Paper)
塩素およびその他の酸化剤の検出用です。酸性溶液中で、酸化剤が試験紙に反応してヨウ素を遊離します。酸化剤(CI2、Br2、H2O2、HNO2など)があれば青く変色します。
注) 掲載製品は試験研究目的に限ります。
ご注文情報
お問合せフォーム
※日本ポールの他事業部取扱い製品(例: 食品・飲料、半導体、化学/石油/ガス )はこちらより各事業部へお問い合わせください。