Cytivaのウイルスベクター製造ソリューション

Cytivaは、ウイルスベクター製造のニーズに対応した製品を、幅広く提供しています。プロセス開発の途中で直面しうるさまざまな課題に対して、何らかの解決方法をご提案します。

以下より、Cytivaが提供するソリューションに関するカタログや、遺伝子治療産業化に関する最新トレンドをダウンロードいただけます。

  • 遺伝子治療産業化・最新トレンド

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培養工程

接着細胞培養法か浮遊細胞培養法か?

ウイルスベクター製造における細胞の培養方法としては、接着細胞培養法もしくは浮遊細胞培養法のいずれかを選択します。浮遊培養法と接着培養法のどちらも長所短所はありますが、いずれを採用するにしても、上市時に必要となる年間生産量や、現時点で利用できる技術、開発にかけられる期間を考慮して決定する必要があります。

浮遊細胞培養ソリューション

2 ~25 Lは二軸撹拌型、50 ~ 2,000 Lは下部撹拌型のユニークな次世代型シングルユースバイオリアクターを提供しています。高い細胞密度と生存率を達成します。

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接着細胞培養ソリューション

接着細胞培養を自動化し、DOやpHをコントロールします。より安定した培養を、より小さな設置面積で実現します。ウイルスベクター製造で活躍する固定床式と、シードトレインに最適なマルチプレート型のシングルユースバイオリアクターを提供しています。

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分離・精製工程

細胞除去・清澄化

細胞除去・清澄化工程は、培養方法の違い(接着細胞培養または浮遊細胞培養)、細胞溶解工程の有無およびプラスミド使用の有無などを考慮して選択します。デプスフィルター等によるデットエンドろ過方式が利用できます。ウイルスの吸着を低減したデプスフィルターを選択することがポイントです。LVでは特にシェアストレスによる失活が懸念されます。孔径の大きいタイプを用いて循環流速を至適化する必要があります。

デプスフィルター・デプスろ過の詳細はこちら

精製・ポリッシング

イオン交換メンブレンクロマトグラフィーが利用できます。メンブレンクロマトグラフィーはスケーラビリティやコスト、作業性の向上が期待できます。AAVでのトランスフェクション法では、目的とするDNAを内包するいわゆるFull Capsid以外にも、DNAを含まないEmpty Capsidを始めとした不完全なウイルス粒子が大量に製造されることが知られています。イオン交換メンブレンクロマトグラフィーはEmpty Capsidを除去できる方法の一つです。

アプリケーションノート「AAV Full Capsidの除去」

メンブレンクロマトグラフィーの詳細はこちら

濃縮・脱塩

濃縮・脱塩工程では、限外ろ過膜によるクロスフロー方式が利用できます。さまざまな分画分子量(MWCO)や膜材質、膜面積より、ウイルスベクターや製造工程に適した製品を選択します。また、運転条件を至適化することで、シェアストレスを低減し、必要に応じて不純物の除去を行うことも可能です。シェアストレスの低減には、循環流路のない、シングルパスTFFも有効です。

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ろ過滅菌

ろ過滅菌工程では、ウイルスベクターのサイズによって回収率が著しく低下する可能性を考慮する必要があります。AAVは比較的容易にろ過による滅菌が可能ですが、LVはサイズが大きく、条件検討が必要です。ポリエーテルスルホン膜を使用したろ過滅菌グレードフィルター Supor™ EKVは、さまざまなウイルスベクターのろ過滅菌に利用されています。

ろ過滅菌・ろ過滅菌グレードフィルターの詳細はこちら

Time-to-Marketを短縮するためのソリューション

プロセスを合理化し、遺伝子治療のいち早い産業化をサポートします。

バイオ医薬品製造のためのシングルユースソリューション

培養工程から製剤化・充填工程まで、ウイルスベクターの製造プロセスのシングルユース化はお任せください。

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プロセス開発受託サービス

ウイルスベクター製造に関する技術を知りつくしたプロフェッショナル集団が、お客様のプロセス開発をサポートします。

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